ジェローム・ロビンズ・トリビュート
ジェローム・ロビンズは、パリ・オペラ座バレエ団をニューヨーク・シティ・バレエ団に次ぐ第二の故郷と考えていました。彼を記念して行われた今回の公演では、彼のインスピレーションの源となった無限の多様性と、彼の天才的な才能が舞台上で発揮された作品が集められています。大規模な「グラス・ピーシズ」のエネルギー、「牧神の午後」や「ダンス組曲」の親密な甘さなど、音楽の生きた理解の中で身体を流れに従わせることができる稀有な能力が現れています。一時代を画した著名なバレエ作品「ファンシー・フリー」がレパートリーに入ると、ロビンズはその才能の新たな一面を見せてくれます。「ファンシー・フリー」が大ヒットしたため、それを基にブロードウェイミュージカル「オン・ザ・タウン」が製作され、さらにフランク・シナトラとジーン・ケリーが共演で映画化された『踊る大紐育』は1949年アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞を受賞しました。また、ジェローム・ロビンズはアカデミー賞10部門を受賞した映画『ウエスト・サイド物語』の監督でも知られています。
パリ・オペラ座での上演日:2018年11月8日
場所:パリ・オペラ座 ガルニエ宮
上映時間:1時間42分
構成:「ファンシー・ブリー」「ダンス組曲」
「牧神の午後」「グラス・ピーシズ」の4演目
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:ワレリー・オブシャニコフ
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:オーレリ・デュポン
「ファンシー・フリー」
音楽:レナード・バーンスタイン 振付:ジェローム・ロビンズ
装置:オリヴァー・スミス 衣裳:カーミット・ラヴ
照明:ジェニファー・ティプトン
キャスト:
エレオノーラ・アバニャート
アリス・ルナヴァン
ステファン・ビュリオン
カール・パケット
フランソワ・アリュ
オーレリア・ベレ
アレクサンドル・カルニアト
「ダンス組曲」
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
振付:ジェローム・ロビンズ
衣裳:サント・ロカスト 照明:ジェニファー・ティプトン
チェロ:ソニア・ヴィーダー=アサートン
キャスト:マチアス・エイマン
「牧神の午後」
音楽:クロード・ドビュッシー 振付:ジェローム・ロビンズ
装置:ジャン・ローゼンタール 衣裳:イレーヌ・シャラフ
照明:ジェニファー・ティプトン
キャスト:
ニンフ/アマンディーヌ・アルビッソン
牧神/ユーゴ・マルシャン
「グラス・ピーシズ」
音楽:フィリップ・グラス 振付:ジェローム・ロビンズ
装置:ジェローム・ロビンズ/ロナルド・ベイツ
衣裳:ベン・ベンソン
照明:ジェニファー・ティプトン
キャスト:セウン・パク、フロリアン・マニュネ
料金:一般3,300円 学生2500円(入場時学生証提示)
※ご鑑賞券は劇場窓口にてお求めください。