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デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』

劇場公開記念イベント レポート

​TOHOシネマズ日比谷の2/5の上映後にゲストのお二人に自由トークをしていただきました♩

ゲスト:松岡和子さん(翻訳家)と河合祥一郎さん(東京大学教授)

イギリス上演時に業界誌から「デヴィッド・テナントは素晴らしい!クシュ・ジャンボとのコンビも最高だ」(Financial Times)や、「スリルに次ぐスリル。たった2時間弱で完璧な衝撃を受ける」(Time Out)など、高い評価を得た本作について、演劇・シェイクスピアに精通する松岡和子さん(翻訳家)と河合祥一郎さん(東京大学教授)のお二人に自由気ままにお話いただきました。本作の演出や解釈の仕方などについて松岡さん独自の感想をお話いただき、河合さんも加えて感想やご意見をお話いただくキャッチボールのようなトークで、作品を掘り下げるお話がたくさん伺えました。イベント後には、シェイクスピアが心から楽しい!と思えるイベントで、あらためて作品を見直したくなるような指摘・ご意見が豊富でした。そのトークの模様を収録した動画を公開します。本編をまだご覧になっていない方にはネタバレの内容がございますので、ご注意ください。

登壇ゲスト

松岡和子(まつおか・かずこ)

翻訳家・演劇評論家 

東京医科歯科大学名誉教授。国際演劇評論家協会会員。イギリス文学戯曲の他、小説や評論の翻訳を手がける。シェイクスピア全作の新訳に取り組んでおり、彩の国さいたま芸術劇場での彩の国シェイクスピア・シリーズ企画委員のひとり。2021年にシェイクスピアの戯曲の完訳を達成した。第2回湯浅芳子賞、第58回日本翻訳文化賞、第75回毎日出版文化賞企画部門受賞。

​河合祥一郎

東京大学教授、元日本シェイクスピア協会会長、新国立劇場運営財団評議員、早川清文学振興財団評議員、放送文化基金賞テレビドラマ番組委員長、新国立劇場演劇研修所・文学座研修所講師、文藝協会会員。

1981年から6年間、早稲田小劇場及び利賀村世界演劇祭の通訳を務める。1989-94, 97-99年の計7年ケンブリッジに留学、1999年ケンブリッジ大学より博士号取得。1997年に東京大学にも別の博士号論文を提出し、日英両方の博士号を得ている。

 

著書:『シェイクスピア~人生劇場の達人』(中公新書)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)、『謎解き「ハムレット」』(ちくま学芸文庫)、『ハムレットは太っていた!』(白水社、サントリー学芸賞受賞)、『シェイクスピア「ハムレット」』(NHK「100分de名著」ブックス)、『あらすじで読むシェイクスピア』(祥伝社新書)、共著The Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare (CUP), 共著The Routledge Companion to Directors’ Shakespeare (Routledge)、The Routledge Handbook of Shakespeare and Interface (Routledge)  ほか多数。角川文庫よりシェイクスピア新訳、『ポー傑作選』、児童文学新訳などを刊行中。光文社古典新訳文庫からは、ソポクレス『オイディプス王』、モーム『人間のしがらみ』(上下)を刊行。

 

戯曲:『国盗人』、『ANJIN~イングリッシュ・サムライ』(家康と按針)(共同執筆)、『ウィルを待ちながら』、『悪い仲間』、文楽『不破留寿之太夫』、狂言『根日女』

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